彼女は白鳥の子。
ず~っと、閉じ込められてるような心境だった、私の友人が、
遂に、大輪の花になって、広い空に向かって咲き始めました。
彼女は、「本当は白鳥の子」だった典型みたいな存在…
変わってる、とか、変、とか、常識的でない、
といじめられたり、
周りから色々酷い言葉を受けてきた過去があったようです。
田舎の良くない処は、閉鎖的で、
少しでも変わった存在が現れると
一丸となって締め出そうとすること、
いわゆる村八分ですね。
彼女は、そんな田舎の野良犬に噛まれながらも、
懸命に空に向かって手を伸ばし続けていました。
そして遂に、彼女の行動は、天に届いたのです。
現在、新しい地へと抜け出した彼女は、
七色の羽を光に煌かせながら、
大空を自由に飛びまわっています。