星を継ぐもの

*星と共に過ごす* とある占い師の日常 

働くとは何か

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(転載)




私達が現在、仕事をしてお金を貰っている事がどれだけ支配者に取って

おいしい話であるか?


また、自由だと信じ込まされていた我々を2021年に記事として投稿しましたが、


改めてデモクラシーの成り立ちを読んで参考にして下さるとありがたいです。


シベリアの森のアナスタシアが透視したかつての大神官クラシーの巧妙な罠の事実。
              



この時代の奴隷達は鎖で繋がれ1.5キロもの長い列で4列も続いていた。



ピカピカに磨かれた石を運ばされていて、奴隷10名に見張りが1人付いていたが、
奴隷はだらだらと運び、見張りの警備兵も元気そうな奴隷を鞭打つ事はほとんどなかった。




大神官クラシーはこっそり奴隷達の中に忍び込み、
ある若者奴隷の1人が反乱を企てているのを知る。



周到な反乱を知った彼は、物凄いスピードで1000年以上彼らを新しい奴隷システムに
縛るように考えて実行する。




                              




反乱の前に大神官は最高会議で発言した。




『今日の日没前にファラオの命令を伝令に触れ回せるのだ。


明日の夜明けと供に奴隷逹に完全なる自由を与える。』




『汝らは都市に石を一つ運ぶ毎に貨幣を一枚受け取る事が
出来る。


貨幣を集めれば、食糧、衣服、住居だけで無く都市部や宮殿その物にも交換する事が出来る。


明日からは汝らは自由な人間である!』




と、




クラシーの話を理解すると、最年長の神官が言った。



『クラシーよ、お前はデーモン、悪魔だ。

お前が考えた悪魔の仕組みがこの地上の大部分の人間に


覆い被さるだろう!』



『私の事をデーモンと言うが良い。


この事を将来デーモン・クラシー、


民主主義と呼ばせるが良い!』






奴隷達はこれから訪れる幸せを考え眠りに付く事は出来なかった。




翌日ファラオと神官達は想像を絶する光景を目にするのだった。



これまで奴隷だった人間、何千人が、我先にと石を運んでいるのだった。



多くの者は汗まみれになって2つの石を運び一つしか運べない者は
塵を上げて走りながら運んでいた。


その中には数人の警備兵すら混じっていた。




変化の度合いは凄まじかった。




一つのグループは台車に集めた石を載せて運んでいた。


これからも彼らは多くの装備の新たな発明をするだろう。






水や食糧を運搬する者も現れた。


支援サービスも産まれて、


食べる為に戻るのも惜しんで貨幣で食べ物を買い、食べながら歩く者もいる。




おおっ医師までも現れた。


苦しむ人間を診て対価に貨幣を貰うのだ。


もう交通係まで選任されているではないか!




直に上官や裁判官まで選ばれるだろう。




【好きにするが良い、それが自由だと思っているのだから。


それでも事の本質は何も変わらない。


結局彼らはずっと石を引きずっているのだから。】




こうやって人々はずっと1000年もの間、塵の間で汗にまみれながら
重い石を引きずっている。




そして奴隷達の子孫は、今日も無益に走り続けている。







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まぁ、うまいこと考えたものですねー