星を継ぐもの

*星と共に過ごす* とある占い師の日常 

星座の境目とは

星座が切り替わると、世界が一変する






例えば牡羊座→牡牛座に進むと、
モードチェンジしたように、全く別の世界になる。


1つの学校を卒業して、また異なる学校に進学するように。


(美術の学校→演劇の学校へ…など)



例えば牡羊座の後期(日付では4/16、17頃)などは、
だいぶ牡牛座を意識した牡羊座」となる。


本人の持つ雰囲気は「牡牛座」っぽくなる。


これはよく言われていることだ。




ただ、何となく「星座が切り替わると、世界が一変する、ガラッと変わる」
という理屈に当てはまらないのではないか?


と感じる。








例えば中学校の卒業間際は、高校生活を意識し、高校の情報も入って来るが、
それでもやはり未だ中学生だ。


中学生と高校生は、全く異なる世界に住んでいる。


これが従来の、一般に言われている占星術の考え方だ。



だが実際は、そこまで歴然としているだろうか。





ハウスの5度前ルール




星座ではなく、ホロスコープの「ハウス」で考えると、
例えば1ハウスの終盤…特に5度前は、次の2ハウスの影響を受けると考えられている。
(所説あり)


それでもやはり、「ハウス」の境界(カスプ)は存在する。




私は初め、(星座は、境目のないグラデーションなのではないか?)
と考えていたが、このように紐解いていくと、
やはり「境界」は存在する。


虹のように、色と色の境目はやや混じり合うが、
それでも、切り替わりがある、と考えられる。







「星座はグラデーション」は、少し行き過ぎた乱暴な捉え方かも知れない。



だけど、
このようなハッキリしない、曖昧さを内包する性質は、
人の心そのものではないか。



余計なことを考えてしまった気がするが、
これも一つの心の働きだ。
真剣に何か1つのことを追求することが出来て、面白い。




星座の境目生まれ(特に出生時間がわからないと、何の星座かハッキリわからない方)は、
一つ、人生の謎解きという「楽しみ」「課題」が出来たのではないだろうか。


星座のかなり後期、または初期生まれの方も、
2つの星座の性質が入り混じった自分を、ユニークに思えるのでは。



占星術一つでも、こんなに面白味があるのだから、
突き詰めていけば、この世界はもっと色々なことに溢れていて、
カラフルで魅力的と言えそうだ。