星を継ぐもの

*星と共に過ごす* とある占い師の日常 

天国に行った後も人生がある

去年の元旦の初夢に亡くなった祖母が出てきた。


金色の光に包まれて…というより、
祖母の身体そのものが光の粒子で出来ている感じだった。
触れるとフワッと暖かく、風船のように軽い感じがした。






「これで暖かい服を買いなさい」


生前と全く同じ様子で、祖母はどこからかお金を取り出してきて、
私にくれた。
(金額まで覚えている。)



ただ穏やかで、幸福な夢だった。


朝方に起きた私は、溢れる感情と涙を抑えられなくなって、
リビングに行って一人で大泣きした。








人は亡くなった後も、あちらの世界での人生があるという。



人によっては、のどかな景色の中で仲の良かった人と一緒に暮らしたり、
またある人は、暗く、溶岩が地面から湧き出すような恐ろしい世界で逃げ惑うなど、
生前の生き方や心の持ち方が、そのまま反映されるようだ。



死んだら全てがお終い、ではないようだ。



幸い、祖母は「より良い人生」に旅立つことが出来たようで安心した。



亡くなった後にどう生きる?


なんて考えたことが無かったけれど、


この世の続きがあるのかも知れない。



そう思うと、無下にしてはいけない、この人生。



諦めさえしなければ、


生きているうちに、金色に光る何かが見つかるかも。