星を継ぐもの

*星と共に過ごす* とある占い師の日常 

さそり座の妙薬

かつて、占星術を勉強する前の私は、
さそり座は怖いと勝手に思い込んでいました。



いかにも毒のあるイメージだったため、
(きっと怖いんだろうな‥)
などと一人で考えていました。


そのイメージが覆ったのが、
私の身の回りに案外さそり座の人物が多い、
と気付いてからでした。


私は月星座がさそり座です。
そのせいか、さそり座の人となぜか縁があるのです。
自分に共通する部分を多く持っているせいでしょうか。
どちらかというと、助けられることが多いです。


占星術の大家、マドモアゼル愛先生は
「現代では、優しいさそり座の人が多くなった。」
“蠍座のミーハー化”という独特な表現で語っておられます。
先生の印象では、かつてのさそり座は、
【いかにも蠍を彷彿させるような、ピリッとスパイスが効いた印象】
なのでしょうか。


私はさそり座の人が発する言葉に、
キツさや毒を感じたことはほぼありません。
その代わり、【常識的な、当たり前のこと】をさりげなく
言ってくれて、こちらがハッとすることが多いです。


蠍の毒、というより、薬、という感じですね。
当たり前のこと、
常識的で冷静な見解を言ってもらうと、
気持ちが落ち着きます。


特に私は水瓶座、風の星座なので、地に足の着いた言葉は
妙薬のようです。


星座の持ち味をよく知って付き合うと、
視点が開けてくるようです。
ますます面白いなと感じます。