星を継ぐもの

*星と共に過ごす* とある占い師の日常 

身体の質に添って生きる

どうしても、



「様々なものの影響を【受けやすい】」体質の人がいる。




そういう人は、


何も無理をせずに、


体質に合った生き方をすれば良いし、


それが最善で、


逆に言えば、


そうしないと本当の意味で生きていけなくなる。





ところが、


学校の教育のせいなのか、


世の中の同調が強いお陰なのかわからないが、




【強い人を基準に、強くならないと生きてはいけない】




と思い込んでしまう。







本人は、薄々どこかでおかしいと感じていても、


周りが(特に親などが)


それを許さず、


本人に全く合わない仕事を持ってきてあてがったり、


結婚相手を斡旋するなど、


余計なお世話をするので、


ますます生きづらくなる。





ただ、


人には本来の命の力があるから、


早かれ遅かれ、


不自然さから逃れる力が働く。








それは、


本人が生き方を変えるということかも知れないし、



偶然、遠方に進学したり、


転勤になったりして


圧力から解放されて、


やっと本来の生き方に近づくことかも知れない。




本来の自分の性質に添った生き方というのは、


思ってもみなかったようなやり方かも知れない。




例えば、


活発な人にずっと憧れて、


いざそうしようと思っても、


全然、合わなくて見当はずれだったりする。



本当は人に会わなくて済む生活の中で、


1日中パソコンの前に居て


ひたすら製図を書いたり、


文章を書く方が性に合っているかも知れない。



やってみないと分からないのだ。







不幸な人は、自分以外の何かになろうとしている。




だから、その方法でいくら稼いでも充実しない。


綺麗な景色を見に行っても、


高価なものを手に入れても、


心の底から嬉しさを感じないのだ。




不幸な人の親は、もっと不幸で、


幸福がわからないだけかも知れない。



だから、


自分の子供に【とりあえずの生き方】


教えるしか出来ないのかも知れない。



不幸から抜け出すのは、


本人だ。




色々、やってみるしかない。



道を外れることがあるし、


お金が入らないかもしれない。



だけど、どこかで何かに行き当たる。



コツン、



と手ごたえを感じることがある。




金の鉱脈は、


初めは僅かな砂金しか取れないかも知れない。







敏感な体質は痛みを感じやすいし、


僅かな歪みも気持ち悪く感じるし、


とにかく生き辛くて、


既成の生き方がどうしても出来ない、


と感じることが多い。




だけど、


それは繊細な感触や、淡くても綺麗なもの、


精巧な美しさがわかることでもある。




優しくて、


柔らかで、


心地よい細やかなものが好き。



そういうものに囲まれるとホッとして、


幸福でいられる。



幸い、


今はそのような同士が出会いやすい、


繋がりやすいテクノロジーが出来てきた。





もう我慢の時代は終わった。






心がときめかない