たのしくやさしく、ゆっくりね。
うちのすぐ近くの踏切で、若い子が自殺した。
飛び込みで、助からなかった。
「え、うちの町内??そんなことがあったの??」
びっくりして私が聞くと、
「うちのすぐ近くだ。あのスーパーのあたりだよ。」
旦那が言った。
学生で、、
何があったか、、、
わからないけど、、、
「私、その子を助けたかったな…」
そう言うと旦那は うん、と頷いた。
連休は実家に帰った。
お酒の強い母と、あまり飲めない私が、
一升瓶やビール、
水などをテーブルに載せて呑んで喋って、
楽しんでいた。
私「あのね、うちのすぐちかくの踏切で、若い子が自殺したの。」
母「えぇ、同じ町内で??!!」
私「うん。私、その子を、助けたかったな。」
母「助けたかった?」
そー言うと私は、一気に感情が爆発して、わぁぁぁあああ~と泣いた。
「何で、何で、何で死んだんだよ。私がその子の話を聴いたのに。
居合わせたら、絶対止めるのに。何でうちの近くなんかで死んだんだ~~!!!」
わーわー泣き叫びながら、意味わからないことをさけぶ私を、
同じく酒が入ってもらい泣きした母が、
「可哀想だったね、そうだね。」
って、なだめてくれた。
でも母が言うには、そういう人はもう心に決めているから、
きっと止められなかった。
そもそも、人がいない時間、場所を選んで、真っすぐ死んでしまった。
だから、誰にも止められなかったんだろうって。
聴いて納得して、私は泣き止んで落ち着いた。
一瞬だね。
生きるのも、死ぬのも。
一瞬の判断とか、行動だね。
生きてなきゃ。
生きてなきゃ。
そういう話をして、母としんみりしてお開きした。
やっぱ、生きててくれていいわ、母も父も、旦那も、兄妹も、
好きな人みんなが。
いつかみんなお別れ来るけど、今最高に幸せで楽しくて、好きだ。
だから、今を大事にしようね。
生きようね。
何かあっても、ムラゴンに来れる人は大丈夫だから。
みんないいやつだから。