星を継ぐもの

*星と共に過ごす* とある占い師の日常 

いのちにつづく

狭い門から入りなさい。
滅びに至る門は広く、その道は広々とし、
入っていく者は多い。
しかし、いのちに導く門は狭く、その道は細く、
見出すものは少ない。
                       聖書





今の状況を見ると、まさにこんな感じがする。


ぞろぞろと、


「行っちゃいけない方」に誘導されてるんじゃないのかなって


気がする。







『だって、みんなこっち行くから…』


みんな?あなたの考えは?


『わからない。だから、こっち行ってた方が無難でしょ?』


それがハズレだったら、どーすんの?


『え、いや、だってみんな行くから。』



みんな、みんな、みんな、そうするからって。


それをしないとダメとか、しなければいけない、


たとえどんなにそれが苦しくても、


辛くても理不尽でも。



健康を害し、家庭を壊し、精神を病んで、大事な人と離れても。


みんながそうするから、しなければならない。





以前から案外、


若い人の方がこういう『強制めいた考え』に支配されてた


気がする。



経験が浅くて不安だから、親や社会がこうだ、ということを聞くしか道はない。



でもその道には、何もなかった。


喜びとか、やりがいもなかった。


ただ、苦しいだけだった。



我慢だけだった。


おかしいな、って感じ始めた。


思ったのではなく、感じ始めた。




その狭い門を見出す人は少ない。


だってそれは、超難易度のパスワードを解くようでもあるし、


エジソンが電球を発明する際、何百種類もの素材を試したようなもんだし、


初めから『そんなものは無理だ』と言い切るような、考えもしない者にとっては、


ありえない門だから。




でも、思ったんだけど、


試したり、やってみたり、こういう手があったか!


ということは、結構誰だってやってると思う。





だから、その感じを忘れないで、


(ん~…)って考えたり、


立ち止まって感じたり、


自分の中の『何かやだな』とか『あ、あれ‥』という感じを無視しないで、


みつめてみる のが大事なんじゃないかな、って思う。





そんなに、悲観しすぎなくたって大丈夫なんじゃないか?


私はそんな気がしている。