星を継ぐもの

*星と共に過ごす* とある占い師の日常 

忠猫

私が昔、実家で飼っていた猫は忠猫でした。


私と弟が小学校に登校する時によく後からついてきました。
仕方なく、家から近い他所様の小屋にチョンと置いて、
そのうち帰るだろうと思っていたのですが…


何と昼過ぎまでずっと小屋で待っていたらしいのです。


「猫がいなくなったと思ったら、誰々さんの小屋にいた」


と家族から聞きました。



猫は私が社会人2年目になるまで長生きしました。
家族から猫の死を聞いた時、時間が止まったように感じました。
私が独り立ちするのを見届けてくれたのかもしれないです。