星を継ぐもの

*星と共に過ごす* とある占い師の日常 

月星座

月の教科書 占星術が誤解していた、この星の真相 (アネモネブックス029)
月の教科書 占星術が誤解していた、この星の真相 (アネモネブックス029)
ビオ・マガジン

マドモアゼル愛先生の渾身の一冊、月の教科書が先月末に発売されました。


私も早速入手して読んでみました。



愛先生の月に対する考え方は、かなり斬新です。


【月とは欠損である】


愛先生の動画を多数見てきましたが、


これが一貫した月理論です。



エレメンツ別に見る「月の欠損」

月がわかった

出生時の月はあなたの欠損を示し、あなたはそれに囚われながら生涯を送る



例えば、月星座が


火の星座・牡羊座、獅子座、射手座の場合は自我の欠損、


地の星座・牡牛座、乙女座、山羊座は物質的欠損、


水の星座・魚座、蠍座、蟹座は情的欠損、


風の星座・水瓶座、天秤座、ふたご座の場合は知的欠損、


と言われています。



私は愛先生のことは尊敬していますが、


「欠損」という定義は何だか受け入れがたく感じていました。


なぜなら、【人は完璧な存在でなくてはならない】という考えのもと、


「欠損」と言われているような気持がしたからです。


本を読み進めていくうちに、決してそうではない、と感じることも随所に出てきました。



例えば、


「月が蠍座の人は、深刻に考えてしまう傾向がある。


それでは暗く陰気に見えてしまい、もったいないので、ホロスコープ上で反対側の


牡牛座の大らかな態度を意識すると、明るさが出てきて、魅力が増してきます」


など、弱点を知った上でそれを補強し、その人を輝かせるフォローもちゃんと


書かれてあるので、


一概に「欠損」と言われて気にする必要は無いのだとわかってきました。




例:月蠍座の人は、ホロスコープ上で反対側の牡牛座の性質を意識して
  取り入れると良いようです。






愛先生の月理論は古くから占星術の世界で言われていることとは


大きく方向性が異なります。


「これがあなたには欠けてますよ」


と言われて、素直に(あぁ、そうなんだ、じゃあそれを踏まえてプラスに生かそう)と


達観できる人も少数だと私は思います。



ですが、私も月に関して色々調べていくうちに、愛先生の仰ることは、


かなり月という星の性質をよく踏まえたものである、と思えるようになりました。



得意なことも、不器用でなかなか上手くいかない部分も含めて、


人は一人一人違うものだし、味もあり、癖があり、


全てがその人を作っている大事な要素なのだ、


と読後に私は感じることが出来ました。




こちらのサイト様→Keikoの月星座無料占い
で月星座は簡単に調べることが出来ます。







参考にした文献

アスペクト解釈大事典
アスペクト解釈大事典
説話社


松村 潔先生のアスペクト解釈大辞典は物凄く読みごたえがありました。


(945ページあります。大変重たい本です。(重量が))


この本には月だけでなく他の惑星の性質も一通り、占星術的にかなり詳しく


解説されてあります。


本格的に知りたい!!という方にはお勧めの1冊です。


(ただし内容が専門的なので、中級者~上級者向けです。)



それでは、またお会いしましょう(*^▽^*)ノ