星を継ぐもの

*星と共に過ごす* とある占い師の日常 

時空を超えた親子の繋がり

親子の絆は血の繋がりだけにはとどまらない。


いつもそんな風に感じます。



まだ途上にいる私ですが、「ぜひうちの子供のことを観て欲しい」という
責任重大なご相談に与ることがあります。


(信頼して任せて下さって本当にありがとうございます。)



お母様(時にお父様)とお子様のホロスコープをじっくり見ると、
ホロスコープ全体の雰囲気が良く似る場合が多い気がします。


星の配置がよく似ていたり、
共通する複合アスペクトを2人とも持っていたりと、
まるで遺伝したかのような不思議な共通点がよく見つかります。


ホロスコープは、その人が生まれた時点の星の配置図であって、
あくまでも偶然のものと言えるので、
「要素が遺伝する」などということは通常ではありえません。


やはり、親子というものはどんな繋がりよりも特別で、
魂を分けた存在と言えるようです。




占星術には、生まれてきた魂の目的を示すサインがいくつかあります。
相性を観る上で重要なポイントの一つに「ドラゴンヘッド」があります。


下図の黄色で囲んだΩに似た記号がドラゴンヘッドです。




親子でどちらかのドラゴンヘッドが相手の月に重なって配置していた事例です。



ドラゴンヘッド側は月側の人の不安を払拭することが目的です。
ヘッド側は月に愛し方を教える立場にあり、
同時に『弱みや本音を見せてもいいんだよ』とさりげなく伝えます。
月側はそれによって自信を深め、さらに優しい人になってゆきます。


ドラゴンヘッド側の人があなた(月側)の前に現れたのは、
心を解放し、恐れや不安に打ち勝つ必要があると魂が判断したからです。
この人の愛情パワーを受け、あなたは他人を愛する自信が後押しされるでしょう。
あなたの仕事はこの人の心の贈り物を受け取り、
心を解放し他人と心地よい関係を築くことにあります。



私はこれを見て、
ジーーンと涙が滲みました。



完璧に何もかも持って生まれる人はいません。


愛することに対し臆病だったり、
一歩踏み出せなかったり、
人によって様々、ここが少し足りない、と自覚できる点はあるでしょう。


だけど、魂はそのことを良く知っていて、
一番身近に、大事なことを教えてくれる人を見つけ出せるように、
その人に出逢うために生まれてくるのかもしれません。