可愛い子には旅をさせよ!
今から30年くらい前の時代の成人式の映像をテレビで見た。
『社会人として恥じないような大人になりたいです』
とインタビューに答える女性の姿は、もうすっかり成熟した≪大人≫だった。
あの頃…大人は大人らしかった。
子供と大人の境界が厳然としてあった。
20歳は、もう立派な大人だった。
だから、
この位の年齢で結婚して、
子供を産んで…
というと、体力的にも、精神面でも、
無理なくピッタリ合っていた。
それが、現代ではかなりズレてきていると思う。
まず、身体が成熟するのは20代前半頃がピークで、
30代、40代になるにつれ、段々、ピークを過ぎていく。
それは今も昔も変わりはない。
だけど、精神面で言えば、
現代の方が、はるかに≪成熟≫に至るには時間が掛かるように思う。
ということで、
結婚するのは30代過ぎてから、というのが自然になってくる。
こうなると、
子供を持つには、20代の生命力盛んな頃に比べると、
体力的にしんどい面も出てくるように思う。
なんというか、
私もまさにこの事例ぴったりで、
やっと気持ちが落ち着いた、と思ったらかなりの年齢にwww
20代の頃は、精神的にも嵐のようで、
子供を産んで育てるなんて余裕が無かった。
もし産まれてたとしても、
何だか自分の当時の状況的に…
…会社の倒産危機で、地元に戻らなくてはいけなくなり、
望まない場所での生活、
親の干渉、
義実家の猛攻…
それらの悪因子が多すぎて、
あの状況で子供を産んで…とか、考えられなかった。
本当に、あの時子供が出てきてくれなくて良かった。
そして、地元から離れられた今、
今が幸せ過ぎて、もう、これ以上何も足したり、引いたりしたくない。
こう書くと、完全に双方の毒親にやられてるやんけ、
と思うけど、
私らは長男・長女の夫婦で、
どちらも第1子で、
何ていうか、親毒に対する、抗体が無い。
地元にいた頃には、まともにやられてたなと思う。
抗体が無いなら、隔離措置しかないので、
だから離れられている今、健康体で暮らせてるなと思う。
旦那にも、私にも、それぞれ妹、弟、がいる。
彼ら・第2子以降は、完全に親に対する≪抗体≫を生まれながらに持ってるので、
やられたりしない。
むしろ上手く共存してると思う。
第2子、3子が実家に残って上手くやってるパターンはよく見かける。
反対に、
やられがちな第1子長男の家に入った嫁さんは、
すっかり毒に染まった旦那に愛想をつかし、
子供を連れて家を出て他の人と再婚!!
…ってパターンを身近に何例か見てきた。
これからは、抗体の無い第1子は実家から逃がしてあげて、
第2子を家に残すのが合理的では?
嫌々ながらも親の言うことに逆らえない長男、
その長男に巻き添え食らう嫁さん、
悲劇…
果ては子連れ離婚、
にならないためにも、
少々、憎たらしくても、反りが合わなくても、
第2子の方が逞しいので家に残すのがいいと思います。
親御さん、そうしてください、
可愛い子には旅をさせろって言うしね。
だから、可愛い長男は、外に逃がしてあげましょう。
以上。