星を継ぐもの

*星と共に過ごす* とある占い師の日常 

瀬戸内寂聴さんの笑顔

天台宗の尼僧でありながら、小説家としてもご活躍された瀬戸内寂聴さんが、
11月9日、99歳でご逝去されました。
沢山の書籍を出され、一方で心に残る名言を残され、
沢山の人の心を救い、温めてこられた生涯でした。



先日テレビで瀬戸内寂聴さんの特集をしておりました。
生前、残した言葉の中に、


「夜中にむっくり起き上がって『あなたが好き』ってメールしてもいいんですよ」


というものが紹介されており、寂聴さんらしい、と微笑ましかったです。


他にも


「身の上相談というのは、答えることはないんです。
ただ、一生懸命聞いてあげるだけで良いですよ。
お相手は、答えが欲しいのではなく、聞いて欲しいんです。
心を込めて聞いてあげると、(あぁ、聞いてもらえた)」とホッとされるものなのです」


は、私が占いを続けていく上でも勉強になるな、と感じました。
私の占いは、カウンセリング形式ではなく、鑑定になりますが、
お客様の気持ちに耳を澄ませたいです。


「挫折感を多く味わってきた人ほど、その分愛の深い人になります。」


波乱万丈と言える人生を経験された寂聴さんだからこそ、
辿り着いた真理と言えますよね。




瀬戸内寂聴さんのホロスコープ






150度というアスペクトが3つあり、その中の2つは、
魚座、獅子座、天秤座の間で二等辺三角形を作っています。
「神の手(神の指)」と呼ばれる相です。
この相を持つ方は、神様に定められたような使命を背負った人生を歩まれるようです。


この相を分析していくと、


・天秤座の木星♃・魚座の天王星♅150度
革新的でカリスマ性のある魅力をたたえています。
規定を越えて活躍する姿勢が人を惹きつけます。


・天秤座木星・獅子座の海王星♆60度
心の平安を宗教や神秘的な儀式に求める敬虔な方です。
同情心が厚く、社会的に弱い者に常に心を向ける人です。


・魚座の天王星♅・獅子座の海王星♆150度
風変わりな個性の持ち主ですが、高度の直観力を持ち、
天才的な文芸や芸術を生み出す人も少なくありません。



まさに表現者としての優れた才能、弱者に心を向ける慈悲の心など、
寂聴さんの生き様がそのまま表れたような相ですね。


牡牛座、というのも納得です。
牡牛座は過去の記事でも紹介しましたが、
笑顔が本当に素敵な星座です。
男女問わず、「可愛い」と感じる笑顔です。


寂聴さんはいつもニコニコされていましたよね。
あの可愛い笑顔が、いつまでも多くの人の心に残り、
ずっとこれからも内側から温めてくれるような気がしています。