星を継ぐもの

*星と共に過ごす* とある占い師の日常 

明日は我が身かもしれません

年明けからの一連の出来事は、私達の日常とは別の世界の出来事にように感じてしまいます。



「人生80年あるんだよ、クヨクヨしてどうするの」


と昔、先輩に言われたものですが、


私たち、この先そんなに生きていられる?


と感じました。




今、目の前にあるこの日常がどれだけ尊いか、


家族がいてくれることが、どれだけ貴重なことか、


「ありがたい」って、


「有り」「難い」


…有ることが難しい、というか珍しい、


貴いことなのだと思いました。





明日は我が身かもしれないな、


と考えて怖くなったり、


それでも日常が平穏に続くことが不思議に感じたりします。



でも、


同じ気持ちで、


いやもっともっと、災害などで


痛くて苦しくて酷い思いをしている人がいる。




とにかく毎日をなるべく落ち込まないで過ごすこと、


目の前の事をいつものように行うこと、


そして、


「ありがとう」


を家族、縁のある人に沢山、


意識的に言っていきたいものです。







銀の龍の背に乗って




あの蒼ざめた海の彼方で 今まさに誰かが傷(いた)んでいる
まだ飛べない雛たちみたいに 僕はこの非力を嘆いている
急げ悲しみ 翼にかわれ
急げ傷跡 羅針盤になれ
まだ飛べない雛たちみたいに 僕はこの非力を嘆いている


夢が迎えに来てくれるまで 震えて待っているだけだった昨日
明日 僕は龍の足元へ崖を登り 呼ぶよ「さあ、行こうぜ」
銀の龍の背に乗って 届けに行こう 命の砂漠へ
銀の龍の背に乗って 運んでいこう 雨雲の渦を


失うものさえ失ってなお 人はまだ誰かの指にすがる
柔らかな皮膚しかない理由(わけ)は 人が人の痛みを聴くためだ
急げ悲しみ 翼に代われ 
急げ傷跡 羅針盤になれ
まだ飛べない雛たちみたいに 僕はこの非力を嘆いている


綿埃みたいな翼でも 木の芽みたいな頼りない爪でも
明日 僕は龍の足元へ崖を登り 呼ぶよ「さあ、行こうぜ」
銀の龍の背に乗って 届けに行こう 命の砂漠へ
銀の龍の背に乗って 運んでいこう 雨雲の渦を



曲名 銀の龍の背に乗って
作詞 中島みゆき
作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三