西洋占星術の未来予測の方法の一つに、「プログレス法」があります。

その人の出生時のホロスコープを基に、外側にもう一つホロスコープを作り、
規則的に惑星を進行させて占います。

↓　基となるホロスコープ

↓　0歳の時点。まだ外側の天体に動きはありません。
　太陽☉同士、月☽同士…と、0度がズラッと斜めに並びます。

↓　10歳の時点。動きが出てきました。
　特に月は動きが速く、1か月で1度進行します。
　太陽は1年で1度。(円周360度)
　この時に出来たアスペクトから、その人が今どんな時期なのか占います。

　例えば、下の表には太陽☉・木星♃120度と出ています。
　人生の夢を見つけ、1歩を踏み出す時、とされています。
　情緒を表す月同士が120度(調和)なので、平穏無事な時期と読み取れます。
　

↓　23歳時点。
　ちょうど学校を卒業し、就職したタイミングです。
　重要な天体である太陽・月が120度で調和しています。
　就職などの人生の節目が、周りから支えられ、スムーズに移行することを
　示しています。

↓　27歳時点。
　先ほどの太陽・月120度はそのまま存在します。
　ここに新たに月☽・太陽☉90度というアスペクトが登場してきました。
　太陽と月が関連するときは、結婚や就職など、人生のイベントと重なることが多いです。
　実際に、この時点で結婚が決まりましたが、90度(葛藤)が出ています。
　住居や、仕事、住む場所も何もかも変わり、大きな変化に心が付いていけず、
　戸惑うようなことも示唆されています。

いかがでしたか。
この度は、簡潔に太陽と月のアスペクトだけを読みましたが、
実際の占いには、他の惑星も使います。

(ただ、表の右半分‥外円の木星♃、土星♄‥以降は動きが遅い天体のため、
占いには使用しません。斜めに0度が並んでいることからも動きが遅いことがわかります。)

このように、長い年月で読み取ることもできるし、
来年の運勢を、今年の年末からの流れで予想することも出来ます。

(〇年前、あの時はどんな星の配置だったんだろう・・・)とか、
(今年～3年後の運勢を知りたい)等、
長いスパンで観ていくので、そこに至るまでの流れなども、おおまかに予測できます。

とても便利なので、よろしかったら活用してみて下さいね。