猫ちゃん
今日、縞模様の猫が、私を追いかけてきてくれた。
“そんなに気にすることないじゃない。
それより、ワタシと遊ぼうよ!”
そう言ってくれてるみたいな彼女は、
珍しくメス猫だった。
私は、いつもはメス猫には評判が悪い。
触ろうとすると、露骨に嫌な顔をされたり、
手で叩かれたりしたこともある。
だけど彼女は違った。
私を追いかけ、
どこまでもとことこと付いてきて、
可愛い愛想を振りまいて、
チャーミングなスリスリをみせてくれた。
私は彼女に教わった。
そう、
焦っちゃうからダメになるのよね。
あなたみたいに、
優しくにゃーんと鳴いて甘えて、
可愛くしてるのが、一番なんだよね。
ありがとう、猫ちゃん。