一番の開運法
多くの人にとって一番の健康法は、
「その人に合った場所にいる」
ことに尽きると思う。
私はこれまで引っ越しの多い人生で、
色々な場所に棲んできたから、
このことが身に染みてわかる。
「誰と一緒にいるか」はもちろん重要だが、
大事な人と一緒にいてもなお、
住む場所は、健康・精神面に大きく影響を及ぼす。


地元にいて落ち着く人もいれば、
反対に地元はシガラミだらけで、
住んでいると精神的に鬱屈して健康を損ねる人もいる。
単に、都会か田舎か、という選択肢だけでなく、
もっと小さな単位‥この町が合うかどうか、
この会社に入ってどんなライフスタイルを過ごすか、
がとても大事だ。
何十年掛けても、
自分にとって「居たくない場所」から抜け出せる方なら良いが、
不平不満を言いながら、ずっとそこに留まる人がかなり多い。
日本人の殆どが、該当するのでは、と感じる。

地元が合う人、中でもずっとそこで暮らせる場合は、
もうそれだけで大半は得をしていると思う。
余計な引っ越しをせず、
気の合う人間関係、親族と助け合って暮らせたら、
あとはもう他に何もいらないのではないか。
私の場合、
地元が合わない側だったのと、
移動が多かったので、
新しい場所に来るたびに、道を覚えたり、
新たなルールに馴染むまで、開拓の連続だった。
どの場所もそれぞれの良さがあったが、
「やっぱり、ここ」という場所を見つけ出せたことが、
一番の収穫だった。
新しい街に来て、
(ここでの人間関係は、私が一から作るんだ。
嫌な人と繋がるのも、良い人を大事にするのも、
みんな私の責任なんだ)
と感じられたことを今でも覚えている。
つまり、自由を得たのだった。
自由を得ると、人は強気になり、
トラブルにも負けずにいられる。
この「強気でいる」ことが、メンタルの健康だと思う。

ただ、悲しいかな、私は自由を得ても、
その土地の風土や環境が合わなかったことがあった。
10月を過ぎると空を厚い雲が覆い、雨が降り続くその場所は、
「閉じ込められている」感じがして、
やはり、そこを追われるように逃げてきたものだった。
もう2度と棲みたくない、
戻りたくない。
この、「2度とこんな目に遭いたくない」という拒絶こそが、
人を大きく前進させて、結局は幸福の近道になる。
人付き合いでも同じことが言える。
「もう2度と」‥これが意識の中で発動できるかどうか、
が運命の分岐点と言える。

これまでずっと耐えてきた方は、
一度、ご自身が身を置いている場所を考えてみませんか。
そして、「2度と」があなたの中に芽生えたなら、
もう夜は明けています。
我慢すること、頑張り過ぎることを、
一度辞めてみませんか。