星を継ぐもの

*星と共に過ごす* とある占い師の日常 

闘う戦士たちへ愛を込めて

2018年にリリースされた曲ですが、
魂が震えるというか、今の時世を予感させるような曲です。




サザンオールスターズ – 闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて(Full ver.)



冒頭から、高く積み上げられた傷ついた「戦士たち」の、
…亡骸でしょうか。
カラスが飛んできて、墓標代わりの1本の棒にスーツの上着が風に吹かれています。


何だか、本当に社会の内情、心の目で見るとこう見える、といった様子を
曲でも、アニメーションでも表現されていますね。


胸が痛くて仕方ないです。
『この構造は、脆くこわれる』ということを予感せざるを得ないような…。


確かに、東京で地下鉄などに乗るときに「巨大機構の中にいる」と体感します。
大きな街、作られた街。
自然が私たちを囲むように、
大都市では、作られた機構が人々を取り囲むのですね。


この曲で表現されるような、「闘って生きる」強さは、脆いです。
頂点に立ったかと思えば、もっと強いものが出てきます。
弱肉強食です。
人の生き方とは、かけ離れているように感じます。


真の強さ、それに気が付いた時、人はこの歌の中のような、
過酷な世界から解放されるのではないでしょうか。


混乱した社会の中でも、ちらほらと希望の芽や、
良くしようとする動き、
キラッと小さく光るような、人の良心を垣間見ることが出来ます。


本当の強さとは、そこですね。


一人でも多くの人が、また笑って暮らせるよう、願ってやみません。