魂が呼び合う…
学生時代を終えて社会人になってみて、
あるいは、結婚して環境がガラッと変わったタイミングで、
今まで自然に仲良くできていた友達と急に話が合わなくなって、
段々離れていってしまった・・・
という経験がある方は案外多いと思います。
まるで、周波数がずれて波長が合わなくなってしまったように、
タイミングがお互いに合わなくなったり、
共通点が無くなって会話も続かなくなった、
という感じもすると思います。
見えない世界でも、確実に「波長が異なってくる」
「住む世界が違ってくる」という現象が起こっているのです。
周波数が違えば受信できないように、
波長が異なってくれば心が通じ合わなくなった、
と孤独感を感じることも多いかもしれません。
学生時代は、同じような環境で勉強し、
同じタイミングで就活したり、
同じ目標に向かったりと、何かと共通点が多いです。
話が合いやすく、お互い励ましあったり、
心が通じやすいのは自然なことです。
ところが、それぞれ違う道に進み、
ある人は就職し、故郷を離れたり、
ある人は結婚してパートナーと暮らし始めたり…
と、個々が自分の運命を歩み始めると、
今まで横並びで仲良く歩いていた仲間が、
遠くに行ってしまった、という状況になるのは、
自然だし、仕方のないこととも言えます。
そこで引き留めようとしたり、
自分の寂しさを相手にぶつけても、
大きな流れに逆らえない、ということを
いずれ体感でわかってくるでしょう。
学生時代は、同じ環境、目標などがお互いを繋いでいてくれていました。
その時期を過ぎて、また心の通い合う人を見つけるのは、
当てのない旅に出るような、とても孤独な道のりに感じられてくるでしょう。
それでも、諦めたほうが良いのか、
寂しいだけかというと決してそうではありません。
大人になってから、人と人を繋ぐのは、
理屈や、単に「話が合う」という表面的な事象を越えた、
魂の繋がり、ご縁だと感じます。
普段は頻繁に会わないけれど、
しょっちゅう連絡を取り合うわけではないけど、
なぜか大事な時に、この人に自然と連絡してしまう、
あるいは向こうから連絡が来る、
という相手はいませんか。
もしかしたら、その人が、魂のご縁のある人かも知れません。
このとても大切な人は、寂しさを埋めてくれたり、
会話の相手が欲しい時に相手になってくれるような
都合のいい人ではないはずです。
もっと心の底から深い安心感を感じて、
久しぶりに電話でもすれば、
お互い何時間も会話が弾んだり、
もう会話が終わるころには深いレベルで安心感が得られるので、
しょっちゅう連絡を取り合う必要はないようです。
相手の存在が心に灯をともし、
また自分も相手の心を温かくするのです。
喧騒から離れて心に耳を澄まし、
本当に大切な人は誰なのか、
自分の中で探してみると良いでしょう。